なるほどですね。

作家とプロデューサーをしているみずけんのコラム

ミュージカル映画「シカゴ」の感想とその魅力

   

いきなりジャズ音楽全開!

「この街では、銃弾一発で有名になれる。」

ショービジネスで成り上りを目指す人間たちの物語。

裏切り、金、欲望が渦巻く世界を軽快なジャズ音楽に乗せてテンポよく描いています。

1920年代のシカゴ。 そこは、犯罪さえもエンターテインメントにしまうショービジネスの街。 スターを夢見るロキシーは、キャバレーの専属歌手ヴェルマのステージを羨望の眼差しで見入っていた。

そんなロキシーはある日、ショーに売り込むとの約束を守らなかった愛人と諍いを起こし、 ついに彼を撃ち殺してしまう。 そして逮捕され留置所に送られたロキシーは、驚くことにあのヴェルマと出会った。 彼女は不倫した夫と妹を殺した罪に問われていた。

しかし、マスコミ操作に長けた辣腕弁護士ビリーのおかげで、巷では一躍スター扱い。 ロキシーも同じ手段でヴェルマ以上の注目を浴びようとビリーを雇うのだが…。

喜劇的で道化的

sika

(関連記事:http://www.veltra.com/jp/north_america/new_york/a/6890)

弁護士のビリー

biri

刑務所のママ

mamamoto

など倫理に縛られず裏切りもお手の物。影で糸を引いて享楽的に人生を楽しむ姿は痛快です。

とんでもなく偏った思想がはびこる世界

自業自得よ!自分でまいた種!

ロキシーが収容された刑務所では犯罪者たちの主張が面白い。

「ヒ素入りのカクテルは彼のお口に合わなかったみたい」

「夫がナイフの倒れこんだの。勝手に10回も。」

当のロキシー自身も

「ひと殺しだって立派なアート」

と言っているなど、とことん偏っています。

キャラが立っている

iga

キャラも非常に魅力的です。

ロキシー:とにかく自分を観て欲しい。舞台に立ちたいが嫌いな人と仕事をするのは嫌

ヴェルマ:自分が舞台に立つためなら手段を選ばない

ロキシーの旦那エイモス:セロファンのように透明。とことん影が薄い男

ビリー:金がすべての弁護士

ママ:刑務所を取り仕切る女。金次第で便宜を図ってくれる

世間から注目を浴びるための戦略合戦

シカゴでは常に新しい事件を求め、旬をすぎた出来事は驚くほどの速さで忘れ去られていく。

ロキシーとヴェルマは世間の注目を集めるためにあの手この手で話題を作ろうとしていきます。

 

その二人の間を悪徳弁護士のビリーが「この世はサーカスだ」と嘯きながら踊る。

決してきれいとは言えないのに何故か目が離させない。非常に魅力的な世界観です。

 

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